今回はandoroのラケット”和の極み 煉”をレビューをしていきたいと思います。
このブログでは初のラケットレビューになります。
今回の”和の極み 煉”ですが、重量は81グラムです、比較的軽めですね。
グリップが少し厚みがあり、短いので最初に握った時は少し違和感を感じました。(今回のグリップ形状はSTです。)
和の極みは3種類(蒼・煉・碧)発売されていますが、このシリーズを購入検討されている方は、握った感覚を確認した方がいいかもしれません。
全体的なデザインに高級感を感じます、個人的には学生の時は7枚合板をずっと使用していたので、楽しみです。
使用ラバー:V15 エキストラ(VICTAS)ディグニクス05(バタフライ)
筆者兼試打者:卓球歴20年 学生時代に全国大会・近畿大会に出場。
社会人になり、自身が代表を務めるクラブチームでプレイヤーとして活動中。
卓球用具は使用者によって感じ方が異なります。
筆者の個人的感覚によるレビューのため、必ずしも全ての方に当てはまるものではないものであることをご了承ください。
①商品スペック
品名 | 和の極み 煉 |
---|---|
メーカー | andoro |
ブレード構成 | 7枚合板 |
ブレード厚 | 6.7mm |
ブレードサイズ | 157×150 |
価格 | 20,900円(税込) |
豪快かつ繊細、精煉された7枚合板ラケット!
「威力」「球持ち」「弧線」、全てを高次元で実現させた剛腕7枚合板ラケット。神秘的な木目を生かした貴重な木材を使用。見た目もさることながら、シリーズ特有の繊細な感覚は備えつつ、豪快かつしなやかな伸びのある打球を放つ。その打球は相手の想像を超える。
引用:andoro HP
②商品レビュー
弾み
板厚が6.7mmと比較的厚めの為、球離れが早く少し直線的に飛びます。
ファーストインプレッションは7枚合板の中でも弾む部類だなと感じました。
重心が恐らく先端よりにあるので、ラケットヘッドが回る分、飛距離が出しやすいです。
ラバーとの組み合わせあると思いますが、少し柔らかめのラバーの方がバランスの良い弾みになりそうです。
打球感
打球感は硬めです、そこまで手に響く感じがしません。
合板ですが、アウターラケットのような感覚を受けました。(個人的感想です)
手に響く感覚を好み、合板特有の球を持つ感覚が欲しいプレイヤーは少し好みとズレるかもしれません。
回転量
直線的な飛び方をするので、そこまで回転量が多くない印象でしたが、受け手の感想は比較的回転があるということだったので、自身の印象より回転はかかるようです。(ラバーの性能かもしれませんが笑)
板厚が分厚くしっかりしているので、台上技術(ツッツキ・ストップ)では回転量と安定感が両立出来ました。
コントロール
アウターラケットよりコントロールしやすく、インナー・5枚合板よりもコントロールしにくいなという印象です。
筆者が普段インナーラケットを好んで使っているため、球離れの早さが少し気になりました。
ブロック・台上技術などがやりやすかったので、前陣に張り付いてプレーする方には逆に扱いやすいのかなという感じです。
③技術別レビュー
ドライブ
スピードドライブや当て擦り系のドライブがやりやすいです。
直線的で深く入るので、フルスイングした時は気持ちいいと思います。
しかし球離れが早く、球を持つ感覚が薄いため、ループドライブや繋ぐ系の技術がオーバーミスになりがちでした。
慣れれば大丈夫だと思いますが、競った場面や緊張した場面では少し安定感に欠けるかもしれません。
ブロック
板が硬く、板厚も分厚いため、球に押し負けることなく安定します。
極端な話ですが、当てれば入るという感じです。
台上技術
ツッツキ・ストップが好印象でした。
またフリックに関しても、弾き系の強フリックが直線的で速く飛ぶので、ノータッチが増えました。
チキータに関してはもう少し上に上がって欲しいという印象でしたが、回転系のチキータをするのか、球の上を取ってスピードを出すのかで変わると思うので、個人差出そうです。
ミート
ミート系の技術は総じて良いです、球に負けることなくぶっ飛びます。
特にバックプッシュが安定します、ブロックとバックプッシュが安定するので前陣のプレイヤーは好むと思います。
回転をかける技術よりこっちの方が安定しそうなぐらいにいいです。
表ラバーユーザーは好むかもしれません、すごく弾きやすいです。
サーブ
ロングサーブが好印象です、スピードが出しやすいです。
縦回転系のサーブが球を持つ前に離れしまうので、回転で飛ばすという意識で出すと収まりやすいかと思います。
レシーブ
比較的安定感はありますが、台から出たサーブを咄嗟に回転をかけることがやりづらいです。
しっかり見極めて、自分にポジションで打つことが要求されるので、少しシビアな感じを受けました。
カウンター
板の硬さも影響して、相手の球に負けないので、安定感があります。
後陣でカウンターよりも前中陣でのカウンターの方が安定します。
前に振りすぎると飛び過ぎのオーバーミスが多発しますので、少し回転をかけ返すぐらいがちょうどいいです。
総評・こんな人にオススメ
前中陣のプレイヤー、ミート系の技術を多用するプレイヤーにオススメ
球離れが早く、球持ちはそこまで良くないので、ラバーとの組み合わせが重要
中上級者ぐらいのスイングスピードが無いと棒球になるので注意
表ラバーユーザーにもオススメできると思います