ラバーレビュー

【卓球 ラバーレビュー】ディグニクス05使用レビュー!発売日から3年経ったハイエンドラバー

今回は筆者が3年程使用を続けている、ディグニクス05のラバーレビューをしていきたいと思います。

2019年4月1日に発売されて以来、トッププレイヤーを始め、多くのプレイヤーが使用しているディグニクスシリーズの一番最初のラバーです。

発売当初はその値段に驚かされましたが、使ってみると他のラバーには変え難い性能を誇るディグニクス。

発売日から3年が経過しましたが、改めてレビューしていきたいと思います。

使用ラケット:インナーフォースレイヤーALC

筆者兼試打者:卓球歴20年 学生時代に全国大会・近畿大会に出場。
社会人になりクラブチームでプレイヤーとして活動中。

卓球用具は使用者によって感じ方が異なります。
筆者の個人的感覚によるレビューのため、必ずしも全ての方に当てはまるものではないものであることをご了承ください。

①商品スペック

品名 ディグニクス05
メーカー バタフライ
スポンジ厚 厚・特厚
スポンジ硬度 40°
赤・黒
価格 オープン価格

 

より高いレベルのプレーへと導く『ディグニクス』。その核心は、「スプリング スポンジ」よりも弾性を高め、進化した「スプリング スポンジX」と、打球時の球持ちを重視し、かつ表面の摩耗耐久性を強化した独自配合のシートとの組み合わせ。高い回転性能が特長の“開発コードNo.05”のツブ形状を採用した『ディグニクス05』は、前中陣でのパワードライブやカウンターなど、回転を重視した攻撃的なプレーをハイレベルで求める選手にお勧めです。

バタフライHPより引用

https://www.butterfly.co.jp/products/detail/06040.html

 

 

②商品レビュー

弾み

一番最初にディグニクス05を使用した時は、テナジー25FXからの移行でしたが、オーバーミスが多発しました。テナジーもかなり弾む部類のラバーですが、それを超える弾みです。

ラバーの弾みが強いので、力の無い方でも後陣からでもしっかり飛ばせることはメリットの一つかなと感じます。

しかしスイングスピードが無いと棒球になりやすいので、初心者の方が扱うには難しいといった印象です。

特厚で弾みすぎるという方は、スポンジ厚を調整してあげると違った感触になりますので、もオススメです。

 

打球感

テナジー同様、スプリングスポンジを採用しているので、球を持つ感覚が強いです。

スポンジ硬度が40°あり、硬めの部類ではありますが、数値よりかは柔らかく感じます。(柔らかい訳では無いので、力の無い方の場合だと固く感じるそうです。)

回転量

文句無しの回転量が出ます。

最近のラバーの特徴でもあると思いますが、シートが強いため、そこまで強く回転をかけに行かなくてもオートで回転がかかる印象です。

オートで回転がかかるラバーは面を鋭角に入れても回転がかかるので、スピードと回転を両立しやすいですが、ディグニクス05はその最高峰を行っています。

コントロール

弾みに慣れないうちはコントロールが難しいです。

弾みに慣れ、回転による球の沈みを理解することが出来れば、かなりコントロールもしやすいラバーです。

しかし、気を抜くと勝手に弾んでオーバーミスが出るので、毎回しっかりスイング出来る方でないとディグニクス05の良さが出ない可能性もあります。

③技術別レビュー

ドライブ

球が弧線を描きやすい(上に上がる)ため、安定しやすいです。

弾み+弧線の強さによるオーバーミスが出やすいので、少し面を鋭角に入れ、前に振るイメージを持つと良い感じになります。

ブロック

スポンジ硬度があるため、かなりやりやすいです。

極端に言うと当てるだけで入ります。

相手の球に押し負けないので、オーバーミスだけ気をつければ問題ありません。

台上技術

全体的に問題なくこなせますが、弾みが強いため、ストップが長くなりがちです。

少し手前に落とす意識を持つとかなりやりやすいです、回転は勝手にかかります笑

フリックやチキータといった弾く技術・上回転をかける技術は文句無しにやりやすいです。

しっかり上に上がってくれるため、ネットミスは減りますが、オーバーミスに注意です。

ミート

弧線を描くラバーの為、どちらかというとドライブ系の技術の方が向いていると思いますが、個人的意見ではミートがすごく良いです。

球が上に上がってくれるということもあり、多少大雑把に振っても入ります。

カウンターの項目でも触れますが、上から叩くぐらいのイメージで入ります

サーブ

縦回転(下回転)とロングサーブが好印象です。

順横系・巻き込み系は少し台から出やすい感じでしたが、ここは慣れでどうにでもなります。

回転が勝手にかかるので、ナックル系のサーブでも若干回転が入る時がありますが、相手からするとそれが逆にやりにくいという話もあったので良いのかなとも思います。

レシーブ

台上技術でも触れましたが、フリックやチキータといった起こす(上回転系)の技術がやりやすいです。

球が上に上がる分、ネットミスもしにくいので積極的に狙いに行く人には強い武器になると思います。

ツッツキやストップといった収める技術は慣れないとぶっ飛ぶ可能性があるので、そこは要練習かなといったところです。

カウンター

カウンター技術に関しては言う事ないぐらい良いです。

ミートにしても回転をかけにいくにしても相手のボールに押し負けない分安定します。

ボールの上を捉えるイメージの方が安定します。(球が上に上がるので)

総評・こんな人にオススメ

ディグニクス05

          全ての技術において優れたラバー

  上級者向けラバーではあるが一度は使って欲しいハイエンドラバー

テナジー05では少し柔らかいと感じる方、弧線のある安定のドライブを求める方にオススメです。

スイングスピードや力に自信の無い方はスポンジを厚にするのがオススメ。

ABOUT ME
前田 卓哉
卓球歴20年 学生時代に全国・近畿大会を経験。 社会人になり、A.C NEXTを創設。代表兼プレイヤーとして活動中。