今回は”ヘキサーピップスフォース”のラバーレビューをしていきたいと思います。
初の表ラバーレビューです。
今まで触れていませんでしたが、筆者は普段フォア裏・バック表です。(裏裏10年、裏表10年の卓球歴です。)
今回レビューするヘキサーピップスフォースですが、縦目・横目が選べます。
縦目はナックルが出しやすく、横目は回転がかけやすいです。
実はこのラバーは筆者のエース表ラバーなんですが、いつも横目で使用しています。
普段から使用しているラバーにはなりますが、改めて良さを確認していきたいと思います。
使用ラケット:インナーフォースレイヤー ALC(バタフライ)
筆者兼試打者:卓球歴20年 学生時代に全国大会・近畿大会に出場。
社会人になり、自身が代表を務めるクラブチームでプレイヤーとして活動中。
卓球用具は使用者によって感じ方が異なります。
筆者の個人的感覚によるレビューのため、必ずしも全ての方に当てはまるものではないものであることをご了承ください。
①商品スペック
品名 | ヘキサーピップスフォース |
---|---|
メーカー | andro |
スポンジ厚 | 1.7mm、1.9mm、2.1mm |
スポンジ硬度 | 40° |
色 | 赤・黒 |
価格 | 5720円(税込) |
トッププレイヤーが求めている硬めのスポンジをヘキサーピップスのトップシートと組み合わせた。破壊力、スピード、耐久性、コントロール性と全てに優れたラバー。
引用:andro HP
②商品レビュー
弾み
弾みは表ラバーの中でも弾む部類です。
後陣に下げられても飛距離的に問題ないぐらいの弾みなので、後陣からのミートなんかも可能なラバーです。
裏ソフトからの移行でも違和感なく使える弾みだと思います。
打球感
スポンジ硬度が40°ですが、打球感は少し硬めです。
表面のシートか粒が少し硬いのかもしれませんが、インナー系のラケットと組み合わせると特に気になる硬さではなかったです。
個人的にはすごく好きな打球感です、筆者が使用し続ける理由の一つです。
回転量
ラバーの引っかかりが良いので、回転は十分かかります。
縦目で使用したことがないですが、横目の場合だと裏ソフトと同等とまではいかないですが、表ラバーとしては十分な回転量です。
回転をかける技術は全体的にやりやすいです。
ナックルも出せますが、勝手にナックルになるような感じではないです。
コントロール
弾みは強めですが、そこまでコントロールに困るほどのものではないです。
全体的な技術でコントロールしやすい(台に収めやすい)ので、安心して使用出来るラバーです。
③技術別レビュー
ドライブ
横目で使用していることもあって、比較的やりやすいです。
ラバー自体が引っかかりが良いので、回転もしっかり入れられます。
筆者はバック面での使用ですが、フォア表のプレイヤーでドライブを打ちたいという場合にも使いやすいと思います。
ブロック
そこまで相手の球に押し負けることなくブロック出来ます。
シート・粒がしっかりしていることもあるので、止める・弾く・変化をつけるが非常にやりやすいです。
特にカットブロックがやりやすいです、右利きのフォア(左利きだとバック)側に逃げるカットブロックが好印象です。
台上技術
フリック・ストップ・ツッツキなど基本的な技術がやりやすいです。
特に表ラバーはフリックが重要なので、スピードも出せて、回転を入れたりも出来ることは台上でのメリットです。
特にデメリットになるような点は感じないですが、たまに表ラバーはスリップ(ラバーの表面上でボールが滑る)するので、このラバーに限ったことではないですが、注意はいるかと思います。
ミート
やりやすいです、前陣からでも後陣からでもしっかりスピードが出せます。
前陣でミートを連打しても安定するので、縦目だともっとやりやすいかもしれません。
サーブ
普段あまりサーブで使用しないですが、意外と回転はかかります。
裏ソフトに比べると回転量が落ちるので、戦術の中で流れを変えたい時や、目線を変えたい時などに裏ソフトとの回転量の差で使えるかもしれません。
レシーブ
台上技術がやりやすい分安定します。
自分から攻めていくことも出来るので、レシーブから積極的に攻めていくプレイヤーには良い武器になると思います。
カウンター
ミートでのカウンターがやりやすいです。(ドライブでのカウンターは表では中々しないと思いますが笑)
球に押し負けないので、狙って行きやすいです。
総評・こんな人にオススメ
表ラバーに回転力を求めるプレイヤーやフォア表のプレイヤーにオススメ
縦目・横目を選べるので、表ユーザー全てのプレイヤーに使ってほしい一枚
価格もリーズナブルなので購入しやすいのもメリット